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シワ、たるみ、肌荒れ…、更年期に現れやすい肌悩みと対策

女性なら誰もがいつか訪れる更年期。
身体的な不調がフォーカスされがちですが、肌にもさまざまな変化が現れる時期です。
更年期にはどのような肌悩みを感じやすく、健やかで若々しい肌を育むためにはどのような対策をとればいいのでしょうか。
今回は、更年期に感じやすい肌悩みとその対策について詳しくご紹介します。

目次
  1. 1.改めて確認しておきたい更年期という時期
  2. 2.更年期に現れる肌の変化と感じやすい肌悩みとは?
  3. 3.スキンケアで心掛けたいこと
  4. 4.スキンケア以外にできる対策とは?

1.改めて確認しておきたい更年期という時期

改めて確認しておきたい更年期という時期

更年期とは、閉経前後の10年ほどの時期を指します。50歳くらいで閉経する人が多く、45歳から55歳くらいの時期が更年期と考えられています。
 
この10年くらいの時期に卵巣の機能が低下し女性ホルモンの一種である「エストロゲン」の分泌が減少します。そして、閉経後は女性ホルモンがほぼ分泌されなくなります。
 
更年期には、精神的にも身体的にもさまざまな症状が現われますが、肌にも様々な変化が現れます。更年期は肌老化が加速しやすい時期と言えます。

2.更年期に現れる肌の変化と感じやすい肌悩みとは?

更年期に現れる肌の変化と感じやすい肌悩みとは?

更年期にはどのような変化が肌に現れ、それによって感じやすい肌悩みにはどのようなものがあるのでしょうか。詳しくご紹介していきましょう。

シワやたるみ、シミなど肌老化が加速
更年期になると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが減少します。それに伴って肌のハリや弾力に関わるコラーゲンやエラスチンなどの成分が低下。そういったことが要因となり、シワやたるみなどのエイジングサインが加速しやすくなります。

また、エストロゲンの減少は体内の活性酸素を増加させ新陳代謝を妨げる要因にもなってしまいます。その結果シミも発生しやすくなってしまうのです。

乾燥やくすみ
更年期になるとエストロゲンの減少によって肌のみずみずしさも失われ肌が乾燥しやすくなります。それに加えて皮脂量も減少することによって肌の潤いだけでなくツヤも失われ、肌がくすみやすくなります。

このほかくすみは交感神経のバランスが崩れ血行不良が起こることによっても引き起こされることがあります。

肌荒れ
更年期は女性ホルモンの一種であるエストロゲンが減少し、男性ホルモンが優位になることなどが要因となり、大人ニキビに悩まされることがあります。また、エストロゲンの減少により皮脂分泌が抑制され肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下。肌がダメージを受けやすくなり敏感肌や肌荒れに悩む人が増えていきます。

3.スキンケアで心掛けたいこと

スキンケアで心掛けたいこと

更年期に起こる肌の変化を知り感じやすい肌悩みに対処するにはスキンケアでどのようなことを心掛けたらいいのでしょうか。詳細は下記の通りです。

肌を清潔に保つ
大人ニキビなどの肌トラブルを予防するためにもその日の汚れはその日のうちにしっかりと落とすことが大切です。丁寧な洗顔とクレンジングを日々心掛けましょう。

とはいえ肌は乾燥しやすく敏感に傾きやすい状態になっているため洗浄力の高い商品は避け、潤いを守って洗い上げる商品を選びましょう。また、肌に刺激を与えないようマイルドな使用感の商品を選ぶことも重要です。

徹底保湿でバリア機能を育む
更年期は肌の乾燥を防ぐために保湿にこだわったケアを心掛けることが重要です。そのためには保湿成分が多く配合された化粧品を使用するのがおすすめです。保湿成分の中でも特に取り入れて欲しいのが保湿の王様とも言われる「セラミド」です。セラミドが複数配合された化粧品でしっかりと肌を保湿し、バリア機能を育みましょう。

UV対策や美白ケア
更年期は肌ダメージを受けやすい状態のため紫外線対策もしっかりと行う必要があります。紫外線対策の主役となる日焼け止めは毎日使用し、こまめな塗り直しも心掛けましょう。日傘やサングラスなどを併用することも大切です。

それと同時に美白成分が配合された化粧品を投入し、継続して十分な美白ケアを行いシミを防ぎましょう。

ハリや弾力を高めるケア
肌のハリや弾力が低下しやすいこの時期はそれらを高めるようなスキンケアを行うことも大切です。「ビタミンC誘導体」などの肌のハリ・弾力を高める効果が期待できる成分が配合された化粧品を投入しましょう。「ビタミンC」は内側から摂り入れることも大切で、体内へ吸収されやすいリポソーム化されたサプリなどの摂取もおすすめです。

4.スキンケア以外にできる対策とは?

スキンケア以外にできる対策とは?

スキンケア以外にも更年期の肌のために取り入れたい対策がいくつかあります。詳細は下記の通りです。
 

エクオールサプリや大豆製品を摂取する
減少していく女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た働きを持つエクオールや大豆イソフラボンを積極的に摂取することも肌のために効果的です。エクオールはサプリから取り入れることができ、大豆イソフラボンは豆腐や味噌などの大豆製品に含まれています。心掛けて摂取しましょう。

バランスの取れた食生活を送る
私たちの細胞は口にしたものから作られているので食事も重要です。バランスのいい食生活を心掛けることはもちろんですが、肌にとって重要なタンパク質やビタミンなどの栄養素も心掛けて口にしましょう。

十分な睡眠をとる
肌のためには睡眠も非常に重要です。特に更年期は眠りにまつわる悩みも抱えやすいため十分に睡眠をとることが難しくなりがちです。アロマやハーブ、睡眠サプリなども上手に取り入れてスムーズな入眠や質のいい睡眠を心掛けましょう。

いかがでしたでしょうか。今回は、更年期に感じやすい肌悩みと対策についてご紹介しました。ぜひ参考にしていただき、更年期でも若々しく健やかな肌を育んでください。

 
 

ライター:遠藤幸子

美容ライター、エイジング美容研究家

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